和田 奈美(わだ なみ)さんにインタビュー【2019.6.17】
逗子で生まれ、高校卒業まで大分県で暮らし、学生時代を京都で送る。約10年間、アパレルメーカーにて販売の仕事に携わり、現在はラッピング素材を扱う会社で営業、企画提案の仕事をしている。プライベートではスキンダイビングやランニングなど仲間たちと様々な活動をしている。
【和田さんは銭湯ランを週1回企画されたり、ダイビングをされたりしているんですよね。 】
はい。20代後半でフリーダイビングという競技を知り、今はスキンダイビングで海や水辺を楽しんでいます。海にいるとリラックスできるし、開放感がたまらないんですよね。
体力づくりのためにランニングも始めました。数年前から仲間と走る"銭湯ゆるラン"を企画し走っています。話が出来るくらいのゆっくりペースで走りたい! という人達が気軽に楽しく参加できる企画はなんだろうと考えて[銭湯+街の中を走ること+美味しい反省会]に落ち着きました。もうすぐ"銭湯ゆるラン"を始めて300回になるんですが、ランから繋がり沢山の新たな出会いもありました。
ワラーチを履いて街を走り、山を歩き走ったりもしていますが、海も山も自分ではコントロールできない大きな中に居る感覚にとても心地よさを感じています。
【ワラーチ?】
もともとは、メキシコ北西部で【走る民】と呼ばれているラムラリ族、タラウマラ族がゴムタイヤを靴底に仕立てて牛革の紐で足に固定した履物です。私がワラーチに出会ったのは2016年です。ワラーチは、トレイルランニングで愛用している方もいます。
【そういう履物があるんですね! ワラーチの魅力とは何でしょう?】
なんと言っても開放感ですね。足裏でリサーチできる感覚、気持ち良さも魅力です。あとはオシャレにも履けるところも愛用している理由です。人それぞれで、合う合わないがあると思いますが、私は8カ月ほど履き続け外反母趾が治ったんですよ!
ワラーチを履いてると言うと、すごく走れる人だと思われることもありますが、私は楽しく、健康維持のためのワラーチランが中心です。ワラーチをつくるワークショップも企画しています。私にとっては、仕事が終わればすぐに履き替えるリラックスできる靴! それがワラーチです。
先日の銭湯ゆるランでは、40代の女性、男性と3人のみでしたが、皆さん山登りやトレイルランをされていて話が尽きませんでした。仕事が終わった後での気分転換、趣味のランの話しや目標を共有出来る場になっていたらいいなあと思っています。
【和田さんが大切にしていることって何ですか?】
何をしている時も、素直に楽しめない状況の時も「楽しむ」ということに意識をおいています。
【なるほど。お仕事はどんなことをされていらっしゃるんですか?】
今は子供服のデザインに合うオリジナルのギフトバックを企画提案をしています。ラッピング商材を扱っている会社なので、包み方、ラッピングを教えたりもしています。
京都の大学を出てから今の仕事に就く前は高級婦人服、紳士服を扱う大手アパレルメーカーで働いていました。アパレルにいた頃は、何十も歳上の方と接する事が多くとても勉強になりました。その頃は、仕事だけに気持ちが集中する毎日でストレスを感じる事も沢山ありました。
28歳で東京へ転勤してから店舗を任されるようになった時に、自分の中でやりきった、一区切りかなあと思い、また社会人になって10年経った頃でしたので転職を考えました。
今の会社の面接を受けた時に、面接官をされていた副社長が私の前職で扱っていたブランドを愛用してくださっていて話が弾んだことを覚えています。振り返るとご縁だなあと思いますね。
【和田さんは、お仕事もプライベートも好きなことに囲まれて充実されてる印象ですね。】
仕事で手は抜いてはいませんが、プライベートも大切にしたいので仕事は効率良く取り組みます。シーズンによって繁忙期もありますが… 割り切って仕事とプライベート強弱をつけています。
座禅・瞑想・ヨガもやってるんですが、「静」の時間を持つことが、私にはとても合っています。海に潜る時も、山にいる時も、穏やかな静の時を感じる事があります。全て共通しているのかもしれませんね。
自分の感情にも素直に向き合えます。慌しく忙しく感じる時こそ、静の時間を持つことが私にはとても必要だなと感じています。
インタビュアー: マリコ
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